冬には、冬芽や葉痕が見られます。まるで動物の顔のようなかわいいものも。

オオカメノキ(大亀の木)

オオカメノキ(大亀の木)の写真

冬の観察会の冬芽部門でのスター的存在です。森のウルトラマンと呼ばれ、広げている両手が次の年の葉になり、頭の部分が花芽です。

オニグルミ(鬼胡桃)

オニグルミ冬芽

こちらは、冬の観察会の葉痕部門でのスター的存在です。葉が落ちたあとがどことなくヒツジの顔に似ていませんか?

キハダ(黄膚)

キハダ(黄膚)の写真

樹皮の内皮が鮮やかな黄色で胃腸の薬として使われています。この葉痕は、皆さんには、どのように見えるでしょうか?鼻の大きな道化師には見えませんか?

トチノキ(栃の木)冬芽

トチノキ(栃の木)冬芽の写真

この冬芽は粘り気があります。時々虫がとまってミイラになっている冬芽を見つける事があります。この冬芽の中に葉が折りたたんだ状態で入っています。

トチノキ(栃の木)葉痕

トチノキ(栃の木)葉痕の写真

これはトチノキの葉痕です。なんとなく耳があり、ネコやイヌ、はたまたブタさんには見えませんでしょうか?特に正解はなく皆さんが感じたままで良いと思います。

ハリギリ(針桐)

ハリギリ(針桐)の写真

ウコギ科の植物です。この仲間にはタラノキ、コシアブラ、ヤマウコギ、ウドなど皆さんがお馴染の植物がたくさんあります。セリ科に近縁な科です。

ヤマハンノキ(山榛の木)

ヤマハンノキ(山榛の木)の写真

開墾の墾(はる)の名詞、はりのきが転訛しハンノキとなった説があります。この木がある所は水分が多く栄養があるので開墾してきました。農業全書にもこの木の植栽をすすめています。

リョウブ(令法)

リョウブ(令法)の写真

別名ハタツモリと言われ、田んぼの面積に応じて植栽された木です。新芽を湯がいて食べたり、救荒植物として保存食に利用されていました。

ナナカマド(七竃)冬芽

ナナカマド冬芽

七回竃に入れる事で極上の炭になると言う説があります。冬芽はとんがり帽子の赤い屋根に似ています。

ハルニレ(春楡)冬芽葉痕

ハルニレ冬芽葉痕

楡はハルニレとアキニレがありアキニレは暖地性で、ハルニレは寒地性の樹木で街路樹によく使われます。冬芽は赤ちゃんの顔に見えませんか?

カンボク

カンボク

鳥食わずと言われていますが、鳥が食べなかったらこの木は絶滅してしまいます。レンジャク、ツグミ、ヒヨドリなどが食べています。

ノリウツギ

ノリウツギ

枝を樽の中にいれ水を張ると内皮からぬめりのある粘液が出て来ます。このぬめりを和紙を漉く時の接着剤に使われた事からこの名前が付きました。秋になると返り咲きまたは二度咲きしている花をよく見かけます。

 

春の植物
夏の植物
秋の植物