桜が終わると、裏磐梯には魅力的なお花たちが姿を現します。

初夏の高原に彩りを添えます。

①キクザキイチゲ(菊咲一華)
菊の花に似て一つだけ花を付けるので名前が付きました。高い山で雪の多い地方に自生し、4月に可憐な姿を見せてくれます。落葉広葉樹林の若葉が広がる頃には地上部は枯れて翌春まで地中で過ごすスプリングエフェメラルの一種です。

②クリンソウ(九輪草)
花の直径2~2.5cmで、五重の塔の頂上に付く九輪に似ているので名前が付きました。サクラソウの仲間は日本では15種程ありますが日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型です。

③ゼンテイカ(禅庭花)別名ニッコウキスゲ
日本の本州などでは高原に普通に見られる花『ゼンテイカ』です。一般にはニッコウキスゲの名前で呼ばれる事が多いようです。朝方に開花すると夕方にしぼんでしまう一日花です。雄国沼の群落はこの花の密度が日本一です。

④バンダイクワガタ(磐梯鍬形)
磐梯鍬形と呼ばれている様に、磐梯山で発見された会津磐梯山の固有種です。6月中旬頃から咲き始めます。茎先に青紫色の小さな花をつけます。

⑤リュウキンカ(立金花)
花が黄色で金色の花、そして茎が立つので立金花と名前がつきました。湿地や水辺に生える有毒の多年草です。この花も大きな群落をつくります。

⑥サンカヨウ(山荷葉)
荷葉とはハスの葉で山にあるのでサンカヨウと名前が付きました。雨にあたると花は半透明に透けてガラスの花の様にとてもきれいです。乾くともとの白花に戻ります。

写真と解説:友坂豊さん