暖かさが増し、天体観測が快適な時になりました。

3-5月ごろにかけて夜に見やすい位置にある星座を「春の星座」と呼びます。北斗七星で有名なおおくま座、うしかい座、おとめ座、しし座などを見つけることができます。

  

北斗七星の柄の部分にあたる3つの星からカーブを描くように線を伸ばしていくと、おとめ座のスピカにたどり着きます。
春の夜空に輝く3つの星、うしかい座のアークトウルス、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラを結んでできる大きな三角形を「春の大三角形」と呼んでいます。
北の空で目に付く北斗七星はおおくま座のしっぽの部分です。ギリシャ神話では月と狩の女神、アルテミスに仕えていたカリストは大神ゼウスに気に入られ、やがて男の子アルカスを授かります。これをねたんだアルテミスはカリストを醜い熊の姿に変え森の中に追いやってしまいました。立派な狩人に成長したアルカスはある日森の中で熊に姿を変えた母カリストに出会います。息子に気づいたカリストは喜びのあまりアルカスに近づいてゆきますが、母と知らないアルカスは熊に向かって弓を引いてしまいます。この悲しい事件を見た大神ゼウスは二人を憐れみ、カリストをおおくま座、アルカスをこぐま座として天の星座にいたしました。

 

 

澄んだ冬の夜空の星座探しはいかがでしょうか!

冬の澄んだ夜空に明るく輝く3つの星が並んだ姿が見えます。オリオン座のベルトにある三ッ星です。
オリオン座の1等星ペテルギウスと、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結んでできる三角形を「冬の大三角形」と呼びます。

冬を代表する星座の一つであるオリオン座は、狩人オリオンの雄大な姿を現した星座です。
綺麗に並んだ三ッ星や、M42オリオン大星雲をはじめとする数多くの星雲・星団が存在します。
ギリシャ神話ではどんな猛獣でも仕留めることができる巨人オリオンの物語です。
海神ポセイドンの息子オリオンは美しく力の強い狩人でした。女神アルテミスと恋に落ち、幸せに暮らしておりましたが、気象が荒く、自分が一番強いと常に自慢しておりました。神々はこれに怒り、オリオンを懲らしめるために1匹のサソリを使わしました。サソリは猛毒の針でオリオンをさし、さすがのオリオンもサソリの毒に倒れてしまいました。

 

 

写真提供;高梨光一さん

 

お盆が明けるともう秋の気配を感じます。

        

「夏から秋の天の川」  撮影地 曽原
   縦位置の天の川ですが、カシオペアやアンドロメダ銀河が写っております。

ギリシャ神話に登場する秋の星座の主人公たちは、神々と人間が織りなす壮大な物語で私たちを神話の世界に案内してくれます。秋の夜長にギリシャ神話の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
大神ゼウスにより作られた人間の世界では、国王ケフェウス(ケフェウス座)と王妃カシオペア(カシオペア座)は娘である王女アンドロメダ(アンドロメダ座)を美の神より美しいと自慢しておりました。これを知った神々は起こり、女王アンドロメダを海の怪物の生贄に差し出すよう要求します。同じころ、大神ゼウスとダエナ王妃の間に生まれたペルセウス(ペルセウス座)は剛力を持つ勇者として、数々の功績をあげておりました。ペルセウスは恐ろしい魔女メデューサを退治しに出かけ見事成功し、魔女メデューサから生まれたペガスス(ペガスス座)にのり、故郷に帰る途中、生贄にされそうなアンドロメダに出会いました。ペルセウスはメデューサの首をもって海の怪物に立ち向かい、怪物を石に変えアンドロメダを救いました。アンドロメダを救ったペルセウスは王女と結ばれ、国王として大活躍したそうです。

この物語に登場するペガスス座とアンドロメダ座の4つの星を結んでできる大きな四角形が「秋の大四辺形」です。裏磐梯の澄んだ空気ならたくさんの星を観察できることでしょう。

       

写真提供:高梨光一さん

 

       

写真提供:小出誠一さん

 

                   

  写真提供:中村一也さん