その歴史は古く、812年に弘法大師が大塩に立ち寄り、1本の木から2体の虚空蔵尊を刻み、元木の像を大塩に、末木の方を柳津に安置したとあります。そのため大塩の虚空蔵尊は柳津の姉仏と言われています。本尊には秘仏とされる木造金箔坐像が安置されています。祠堂の西北に高さ30mの巨大奇岩があり、その根元が高さ2.7mの洞窟となっており、もとはそこに本尊を安置していました。現在はその中に石像が祀ってあります。また、東北の戦国時代を代表する戸山城・桧原城、砂金が採れた桧原金山、磐梯山の爆発で水没した桧原宿という歴史遺産があります。大塩エリアには50ヘクタールという東北屈指の戦国時代の石積石垣がある柏木城跡や、北山には綱取城跡があります。